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アルバトロス D.III : ウィキペディア日本語版 | アルバトロス D.III
アルバトロス D.III(Albatros D.III)は、第一次世界大戦中においてドイツ帝国軍航空隊およびオーストリア=ハンガリー帝国軍航空隊によって使用された複葉戦闘機である。マンフレート・フォン・リヒトホーフェン、エルンスト・ウーデット、エーリヒ・レーヴェンハルト、クルト・ヴォルフ、カール・エミル・シェーファーなど、多くのドイツ撃墜王がこの機体を使用した。そして1917年4月、ドイツが航空優勢を確保した「血の4月」と呼ばれる期間の立役者となった。 == 設計と開発 ==
D.IIIの試作は1916年の7月遅く、または8月前半に始められた〔Grosz 2003, p. 6.〕。初飛行の日付は知られていないが、8月後半ないし9月前半であったと思われる〔。成功したアルバトロス D.I、D.IIシリーズと同じく、D.IIIも合板製の胴体によるセミモノコック構造を採用した。ただし、「Idflieg」(航空部隊監察局)の要請により、D.IIIの主翼はフランスのニューポール 11に類似した一葉半(セスキプラン(sesquiplane))形式のものとなった。下翼の翼弦が減らされ、主桁が1本となった分、上翼は拡大された。そのため翼間支柱はそれまでの平行タイプからV型のものとなり、イギリスの飛行機搭乗員の多くはD.IIIのことを「V支柱(V-strutter)」と呼んだ。 1916年9月26日の公式評価試験の後、アルバトロス社は、ドイツではそれまでで最大の生産契約となる400機のD.IIIの発注を受けた〔Grosz 2003, p. 8.〕。さらに、Idfliegは、1917年2月と3月に各50機の追加発注を行った〔VanWyngarden 2007, p. 19.〕。
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